台風18号で青潮が大規模に発生
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台風18号に向けて、北からの冷たい風が吹き飲むことで、東京湾奥部の海底に溜
まった無酸素水塊が湧昇を初め、青潮が発生している。![]() 今回の青潮は23日から始ま り、三番瀬など一部に広がっていたものが、28日夕方の段階で拡大した。 川鉄沖、千 葉新港沖、検見川沖、幕張沖、検見川沖、茜浜沖、船橋航路、市川航路、塩浜人工澪 などを発生源とし、三番瀬、谷津干潟にまで広がっている。 ![]() さいわい風が強いので酸素が供給され、現段階までのところ、色が激しい割に生物 被害が少ないが、台風の動きによってさらに被害が拡大する可能性が高い。 |
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| 志村英雄 | |
急報 千葉港から芝園に青潮発生
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![]() 千葉灯標の水質データのうち、溶存酸素量DOが−5メートル以下でゼロになったので、昨日の時系列データを検索すると、昨日午後に風が北東に変わった段階からDOは減少。 「今日は青潮だな」と思っていると、小埜尾精一さんから「習志野市芝園で発生、千葉方面まで」のメール。 急遽、青潮ウォチャーズ緊急発進。千葉港、稲毛、検見川、幕張、芝園で確認。茜浜、船橋航路、三番瀬方面はOK。 この風だと、こういう発生のなるのかと納得。 検見川浜で、魚介類大量斃死を確認。台風に吹込む風は続くので、引き続き要注意です。 |
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富津岬の豊かなアマモ場 |
| 富津岬には、東京湾内唯一のアマモ場が残っています。 光合成により海水中に酸素供給が豊富で、アマモの根元にはさまざまな生物が生息しています。 鳥類も多数見られ、杭の上ではミサゴがボラを食べ、干潟ではミユビシギがちょこちょこと走り回ります。 夜になれば、スズガモが採餌に来ることでしょう。 アマモ、コアマモが生育する富津の海は、地元の漁師が口をそろえて、「最近じゃあ、すっかり環境が悪くなって、魚も貝も減ってしまって、魚も貝も減ってしまった・・・」と言いますが、それでも、アマモを失った盤洲、アマモもコアマモも失った三番瀬に比べたら、格段に素晴らしいものでした。 富津のアマモ場は、東京湾の湿地再生の目標です。 |
@ 春の富津岬 大潮の干潮時に干出したアマモ場。 |
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A アマ藻場で見た大きなアメフラシ。アメフラシは海草、海藻を食べる。 |
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B アマ藻場で見つけたキンセンガニは、海の中を泳ぎまわるカニだ。 |
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C 6センチ以上のオオワレカラがアマモの枯れ葉につかまっている。 |
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D メリベウミウシも愉快な姿を見せている。 |
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E ガザミの子供も、アマモ場の中で成長する。 |
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F 横浜ベイブリッジをバックにスズガモが飛び、富津沖に下りる。 |
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| 盤洲は、木更津市の小櫃川河口にあり、面積1400ヘクタールの東京湾最後の自然干潟です。 干潟では、海苔、アサリを中心とした漁業が盛んに営まれています。 我々は、末長く漁業が営まれ、盤洲の自然環境が素晴らしいものであり続ける願い、自然環境保全地域、鳥獣保護区の指定を目指しています。 しかし、環境は悪化し、周辺では、温泉リゾート、観光ホテルの開業があるので、定期的に温排水の水質調査をし、そのデータを公開しています。 また、隔月の定例の探鳥会、随時の平日探鳥会、年2回のクリーン作戦、毎月2回の盤洲全域鳥類生息調査を実施しています。 |
G 広い盤洲の干潟の全域で鳥類生息調査をする盤洲調査隊。 |
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H ハマシギは1500羽あまりが盤洲で越冬している。 |
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I 脚の黄色いセグロカモメは極北西シベリアから飛来した。 |
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| 三番瀬で青潮が多発し、いったん青潮が発生すると、 海水は無酸素状態になり、漁業資源としてのアサリや、スズガモが好んで食べるシオフキやホトトギスガイは全滅します。 その結果、三番瀬で越冬するスズガモは、まともに採餌できず、東京湾内をさ迷って飛び回ります。 我々は、東京都葛西沖から富津岬沖までの東京湾スズガモ生息動態調査を実施しました。 その結果、スズガモは三番瀬で採餌せず、休眠するだけだということが判明しました。 青潮の多発、底生生物の斃死、採餌するスズガモの群れの不在・・・。因果関係は証明されました。緊急に、海の再生が必要です。 |
J 青潮は谷津干潟にまで入り込み、多くの被害を出した。 |
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K 三番瀬では、青潮のせいで、多くの底生生物が死んでいる。 |
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L 姉ヶ崎火力発電所をバックに飛び回るスズガモの群れ。 |
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